陸中海岸の中央部、宮古湾に抱かれるようにして佇む「浄土ヶ浜」は、その名にふさわしく、まるで極楽浄土の風景をそのまま現世に映したかのような景勝地です。白く滑らかな流紋岩が敷き詰められた浜辺と、穏やかに広がる群青の海面。その静けさは、訪れる人の心をそっと洗い流してくれるようです。かつてこの地を訪れた修験者が、そのあまりの美しさに「まるで極楽浄土のようだ」と感嘆し、浄土ヶ浜と名付けたと伝えられています。かの宮沢賢治も「うるはしの海のビロード昆布らは寂光のはまに敷かれひかりぬ」という歌を詠んでいます。
アクセス 道の駅「みやこ」より車で約10分。(浄土ヶ浜第一駐車場)
そこから徒歩15分程度。
撮影日時 2025年4月30日 午前7時〜午前9時
気温 10℃
文章/坂本憲司
写真/坂本憲司
Related Posts
2025-01-13
月と風が紡ぐ、早朝の富士山と笠雲の絶景
山中湖は富士五湖の中で最も広く、富士山に最も近い湖です。そのため、間近で雄大な富士山を楽しむことができ、夏の早朝には赤富士、冬には紅富士が見られます。穏やかな天
2025-08-12
鳥居と夫婦岩が織りなす、神々しい夕景
近年人気を集めている福岡・糸島エリアは、博多からのアクセスも良く、気軽に自然と触れ合える魅力的な場所です。海岸線沿いにはお洒落なカフェやショップが点在し、新鮮な
2026-09-18
青い海と空、自然に包まれた生月島
ここは長崎県平戸市、生月島。生月大橋を渡ってたどり着くこの島は、海と風が刻んだ大地に、どこか異国のような風景が広がる場所です。断崖絶壁が続く西海岸には、荒波に削




