小豆島の南部、三都(みと)半島の神浦(こうのうら)に、瀬戸内国際芸術祭2022の作品「ダイダラウルトラボウ」(伊東敏光+広島市立大学)が佇んでいます。「日本の山河を造ってきた巨人、次を構想し、しばし休憩する」というコンセプトで、集落の石垣や廃船、流木を使って作られたこの作品は、時間の流れを感じさせ圧倒的な存在感を放っています。ダイダラウルトラボウの視線の先には、瀬戸内海の島々の美しい風景が広がり、ちょうど夕日が遥か彼方に沈んでいきます。風がそっと吹き抜け、草葉が揺れる中、ダイダラウルトラボウは静かに何かを物語っているかのようです。
アクセス 土庄港から車で30分程度。
駐車場有り。
撮影日時 2024年5月中旬 午後6時〜7時
気温 19℃
文/坂本憲司
写真/坂本憲司
Related Posts
2024-11-23
雲海に包まれる湖、屈斜路湖の絶景
屈斜路湖は日本最大のカルデラ湖で、その雄大な自然が魅力です。津別峠展望台からは、初夏から秋にかけて発生する雲海が湖と山々を包み込み、ダイナミックで幻想的な景観を
2025-01-13
月と風が紡ぐ、早朝の富士山と笠雲の絶景
山中湖は富士五湖の中で最も広く、富士山に最も近い湖です。そのため、間近で雄大な富士山を楽しむことができ、夏の早朝には赤富士、冬には紅富士が見られます。穏やかな天
2024-11-21
空と海が出会う絶景スポット「17END」
宮古島諸島の下地島にある「17END」は、下地島空港の滑走路17の先端に広がる人工海岸です。白い砂浜と、驚くほど透明なエメラルドグリーンの海が魅力で、青空との美