ここは佐賀県唐津市、玄界灘に面した名勝・七ツ釜。長い歳月をかけて自然が彫り上げた柱状節理の断崖は、荒々しさの中にもどこか秩序ある美しさを湛え、その足元には透き通るような青い海が広がります。七つの海蝕洞が並ぶ姿は、まさに自然が刻んだ彫刻のよう。洞窟の奥へ差し込む光と、深く澄んだエメラルドグリーンの海との対比が生み出す光景には、思わず息をのみます。展望台からも見応えがありますが、遊覧船に乗って海から見上げる七ツ釜は、さらに立体的な迫力と美しさに満ちています。荒々しさと静けさが同居するこの断崖は、まさに自然が描いたひとつの芸術作品です。
アクセス JR唐津駅より車で25分程度。 駐車場有り。
撮影日時 2025年7月下旬 午前10時30分~午前11時30分
気温 31℃
文章/坂本憲司
写真/坂本憲司
Related Posts
2026-06-30
黄金色に染まる龍飛崎の記憶
津軽半島の最北端、龍飛崎。津軽海峡へと鋭く突き出たこの岬は、西に日本海、北に津軽海峡、東に陸奥湾と、三方を海に抱かれています。この日はめずらしく風も穏やかで、岬
2026-06-16
富士山と樹海を包み込む夏の朝靄と流れゆく雲
本栖湖は、富士五湖の中でも群を抜く透明度を誇り、水深が最も深い湖です。旧千円札にもその美しい姿が描かれていました。富士山の麓には広大な樹海が広がり、自然のままの
2025-05-19
石垣の里に映える赤き夕陽
愛媛県愛南町の外泊集落は「石垣の里」として知られ、石垣が斜面に整然と積み上げられた美しい景観です。そこから望む夕景は、特に印象的です。この時、夕日は真っ赤に燃え




