御射鹿池は、静寂な自然が広がり、鏡のような水面に周囲の森が映し出される神秘的な場所です。特に東山魁夷の名作「緑響く」を彷彿とさせる風景が素晴らしく、森と水が静かに共鳴し合う瞬間を体感できます。四季折々の自然の移ろいが、訪れるたびに異なる美しさを見せ、旅人の心を自然との深い対話へと誘います。この池は、まさに静かに息づく自然そのものです。
アクセス 中央自動車道の諏訪ICまたは南諏訪ICから車で40分程度。
駐車場有。
冬季シーズンはスタッドレス及びチェーンは必須です。
撮影日時 2024年6月下旬 午前5時〜6時
気温 17℃
文/坂本憲司
写真/坂本憲司
Related Posts
2025-07-09
ブナの森に抱かれた三十三の湖沼、「十二湖」
世界自然遺産・白神山地の西端に広がるこの場所は、1704年の大地震によって山が 崩れ、点在する湖が生まれたと言われています。崩山の山頂から見下ろすと、ちょ…
2025-02-10
飛沫氷と磐梯山が魅力な冬の猪苗代湖
猪苗代湖は、福島県の中央に位置する日本で4番目に大きな湖で、北側には雄大な磐梯山がそびえ立ち、四季折々の美しい風景が広がります。特に冬には、湖畔で見られる「飛沫
2025-09-25
光と風が織りなす、九十九島の絶景
ここは長崎県佐世保市。大小208の島々が織りなす「九十九島」です。その名のとおり“数えきれないほどたくさんの島”を意味する、詩的な呼び名です。リアス式の入り組ん