標高438mの大星山頂上にある展望台からは、南瀬戸内海の壮大な景色を一望でき、世界に誇れる多島美が広がります。瀬戸内海の風景は、江戸時代に日本を訪れたドイツの博物学者シーボルトも絶賛したと言われています。穏やかな海でありながら、潮の流れは速く、歴史的には難所とされています。しかし、その海面には空と雲が映し出され、ため息が出るほど美しく、難所というよりも、穏やかで神秘的な風景が広がる場所として記憶に残る海景です。
アクセス 山陽自動車道玖珂(くが)ICまたは熊毛ICから40分程度。
駐車場有り
撮影日時 2020年3月初旬 午後3時〜6時
気温 10℃
文/坂本憲司
写真/坂本憲司
Related Posts
2025-06-26
壮大な柱状節理と黄金色に染まる東尋坊の夕景
東尋坊の魅力は、何よりもその壮大な柱状節理の断崖絶壁です。約25メートルの高さから日本海へと落ち込む奇岩群が織りなす風景は、自然の力強さを感じさせます。特に夕景
2024-12-27
神聖な御来光と豊かな自然が織りなす三ツ石海岸
三ツ石海岸は、神奈川県真鶴町の景勝地で、三つの巨大な岩が沖合に突き出ています。特に元旦には、注連縄をかけられた岩の間から昇る神々しい朝日が見られ、多くの人々が御
2025-07-09
ブナの森に抱かれた三十三の湖沼、「十二湖」
世界自然遺産・白神山地の西端に広がるこの場所は、1704年の大地震によって山が 崩れ、点在する湖が生まれたと言われています。崩山の山頂から見下ろすと、ちょ…