宍喰から宍喰川を渡ると水床湾が広がります。太平洋には珍しく、鹿子居島、サビ島、ウエバ島といった小さな島々が点在しています。水床湾の朝は、青空に夜の名残が漂い、水平線がオレンジ色に染まる美しい風景が広がります。島々の間から差し込む光とともに太陽が昇り、まるで夜と朝が手を取り合って新しい時間を迎えているようです。穏やかな波音とともに、新たな一日が静かに始まる瞬間です。
アクセス 国道55号線沿いの宍喰観光ターミナルより車で5分程度。
撮影日時 2018年8月下旬 午前5時〜6時
気温 24℃
文/坂本憲司
写真/坂本憲司
Related Posts
2025-03-14
朝日に映える日本の原風景
京都府の丹後半島の西側に位置する網野町の磯。ここには、日本海に突き出た小さな棚田があり、朝日が昇る頃には、水面に映る青空と茜色の雲が、日本の原風景を象徴する美し
2025-06-09
青空と海に輝く白い鳥居
香川県三豊市の粟島にある馬城(まき)八幡神社の鳥居は、海に迫り出すように立つ独特の景観が魅力です。真っ青な瀬戸内海と空を背景に、白い鳥居が際立ち、まるで夏の思い