TREASURES OF JAPANが主宰し、旅のイメージを膨らませようという「旅サロン」、今回のテーマは、「ワイナリーツアーの楽しみ」。
今、日本ワインが活況を呈しています。国税庁の統計によりますと、2024年現在、ワイナリーの数は493カ所。その多くが小規模の個性的なワイナリーですが、レストランや宿泊施設を備えた本格ワイナリーも次々生まれ、そこが旅のデスティネーションとして注目を集めています。
そこで、当サロンでは、北海道余市郡仁木町にあるNIKI Hills Wineryから栽培技師長やレストランシェフをお招きして、試飲をしながら、レストランの食事を楽しみ、ワイナリーツアーの可能性を考える集いを催しました。
まず、ワイナリーの概要説明を国際事業部の近藤美伸さんから。
NIKI Hills Wineryは2014年、準限界集落となった仁木町の再生に向けて耕作放棄地の整備をスタート、2015年から隣接する余市町と仁木町の契約農家の葡萄を使って醸造を開始、2019年からは自社畑の葡萄によるワイン造りも始めました。現在33hの広大な敷地に畑、醸造所にナチュラルガーデン、レストランや余市湾が一望できるホテルも備えた、複合型のワイナリーとして地域の雇用にも貢献されています。

Zweigeltrebe 2022には、「蝦夷鹿のロティ 黒胡椒風味」。豊かな果実味とスパイシーさが、リーガロイヤルホテル大阪のレストランなどでオーソドックスなフランス料理を研鑽された永井シェフによる鹿肉の火入れ、ソースにぴったりです。

フィナンシェに、はつゆき Late Harvestをあわせましたが、永井シェフのデザートに、このワインという組み合わせは蕩けます 。
北海道を代表する品種ケルナーの遅摘み。果実の甘みに、程良い酸がバランス良く、デザートワインとしては、もちろん、食中酒としても、たくさんの場面で魅力を放ちそうなワインです。

テロワールを生かしたワインに、サロンの厨房で作られたとは思えないほど素晴らしい料理の数々。お集まりの皆さんの話も弾みます。

地域の再生というプロジェクトをベースに、高品質のワイン造りを成し遂げ、ホテル、レストランと、ワインの国・フランスでもあまり例の無い、ハイスペックのワイナリー作りをされているNIKI Hills Winery。
やはり、現地をお訪ねして、日本のワイン造り、北海道・余市地方の魅力に触れなければ、と確信するひとときでした。
NIKI Hills Winery
住所 北海道余市郡仁木町旭台148-1
電話 0135-32-3801
URL https://nikihills.co.jp
文/宮川俊二
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