ここは富山県高岡市の雨晴(あまはらし)海岸。スッキリと晴れた日には富山湾越しに女岩と3000メートル級の立山連峰が望めます。この日は立山連峰を見ることができませんでしたが、それでも毛嵐が立ち、息を呑むような光景を見せてくれました。
万葉の歌人大伴家持も魅了され、多くの歌を詠み残しています。源義経が奥州へ落ちのびる途中、にわか雨が晴れるのを待ったという「義経岩」は、地名「雨晴」の由来ともなっています。
アクセス 高岡市内から車で30分程度。
道の駅「雨晴」が併設されています。
撮影日時 2021年2月中旬 午前6時〜8時
気温 0℃
文/坂本憲司
写真/坂本憲司
Related Posts
2025-03-14
朝日に映える日本の原風景
京都府の丹後半島の西側に位置する網野町の磯。ここには、日本海に突き出た小さな棚田があり、朝日が昇る頃には、水面に映る青空と茜色の雲が、日本の原風景を象徴する美し
2025-01-20
雪と静寂に包まれる白川郷の朝
雪に覆われた白川郷は、まるで昔話のような幻想的な風景が広がり、冬の静寂がその美しさを一層引き立てます。合掌造りの家々は急勾配の茅葺き屋根が特徴で、積もった雪がそ
2025-08-12
鳥居と夫婦岩が織りなす、神々しい夕景
近年人気を集めている福岡・糸島エリアは、博多からのアクセスも良く、気軽に自然と触れ合える魅力的な場所です。海岸線沿いにはお洒落なカフェやショップが点在し、新鮮な