標高438mの大星山頂上にある展望台からは、南瀬戸内海の壮大な景色を一望でき、世界に誇れる多島美が広がります。瀬戸内海の風景は、江戸時代に日本を訪れたドイツの博物学者シーボルトも絶賛したと言われています。穏やかな海でありながら、潮の流れは速く、歴史的には難所とされています。しかし、その海面には空と雲が映し出され、ため息が出るほど美しく、難所というよりも、穏やかで神秘的な風景が広がる場所として記憶に残る海景です。
アクセス 山陽自動車道玖珂(くが)ICまたは熊毛ICから40分程度。
駐車場有り
撮影日時 2020年3月初旬 午後3時〜6時
気温 10℃
文/坂本憲司
写真/坂本憲司
Related Posts
2025-09-25
光と風が織りなす、九十九島の絶景
ここは長崎県佐世保市。大小208の島々が織りなす「九十九島」です。その名のとおり“数えきれないほどたくさんの島”を意味する、詩的な呼び名です。リアス式の入り組ん
2024-12-07
涅槃図と朝靄が描く神秘の風景
阿蘇の魅力は、何よりもその壮大な自然と火山活動によって生まれた独特の地形にあります。広大なカルデラの中に人々が暮らすという光景は、世界でも珍しく、その中心にそび
2024-11-23
雲海に包まれる湖、屈斜路湖の絶景
屈斜路湖は日本最大のカルデラ湖で、その雄大な自然が魅力です。津別峠展望台からは、初夏から秋にかけて発生する雲海が湖と山々を包み込み、ダイナミックで幻想的な景観を




