橋杭岩の風景は、まるで異国やファンタジーの世界に迷い込んだような独特の雰囲気があります。規則的に並んだ岩柱が海に浮かぶ姿は、中国や東南アジアのカルスト地形のような異次元的な印象を与え、日本の海岸の典型的な風景とは異なります。特に日の出前後、岩がシルエットとなり赤く染まる空とのコントラストは幻想的で、他の名所では味わえない神秘的な美しさがあります。橋杭岩はまさに日本にいながら「別世界」に触れられる場所です。
アクセス 紀勢自動車道 すさみ南ICから40分程度。
併設で道の駅「くしもと橋杭岩」があります。
撮影日時 2024年7月初旬 午前4時〜6時
気温 25℃
文/坂本憲司
写真/坂本憲司
Related Posts
2025-01-20
雪と静寂に包まれる白川郷の朝
雪に覆われた白川郷は、まるで昔話のような幻想的な風景が広がり、冬の静寂がその美しさを一層引き立てます。合掌造りの家々は急勾配の茅葺き屋根が特徴で、積もった雪がそ
2025-08-25
翼ひろげ、静かに舞う「鶴の舞橋」
青森県産の「ひば」をふんだんに用いた全長300メートルの木造橋「鶴の舞橋」は、日本一の長さを誇る三連太鼓橋です。橋が架かるのは、岩木山の雄姿を湖面に映す「津軽富
2025-06-09
青空と海に輝く白い鳥居
香川県三豊市の粟島にある馬城(まき)八幡神社の鳥居は、海に迫り出すように立つ独特の景観が魅力です。真っ青な瀬戸内海と空を背景に、白い鳥居が際立ち、まるで夏の思い