志賀町にある能登金剛の奇岩「機具岩」は、機織りの神様にまつわる夫婦岩で、機織りの道具に似た形からその名が付けられました。16メートルと12メートルの二つの岩が寄り添い、しめ縄で結ばれた姿は神聖な雰囲気を漂わせます。「能登二見」とも呼ばれ、伊勢の二見岩に似ていますが、能登では大きい岩が女岩、小さい岩が男岩とされています。そして何と言ってもここの夕日は絶景。昼間とはまるで違う表情を見せ、その神秘的な姿が訪れる人に感動を与えます。
アクセス のと里山海道西山ICより約30分。
駐車場有り
撮影日時 2019年8月下旬 午後6時〜7時
気温 26℃
文/坂本憲司
写真/坂本憲司
Related Posts
2025-07-09
ブナの森に抱かれた三十三の湖沼、「十二湖」
世界自然遺産・白神山地の西端に広がるこの場所は、1704年の大地震によって山が 崩れ、点在する湖が生まれたと言われています。崩山の山頂から見下ろすと、ちょ…
2025-09-25
光と風が織りなす、九十九島の絶景
ここは長崎県佐世保市。大小208の島々が織りなす「九十九島」です。その名のとおり“数えきれないほどたくさんの島”を意味する、詩的な呼び名です。リアス式の入り組ん
2025-06-16
夜明けと共に目覚める水床湾の朝景
宍喰から宍喰川を渡ると水床湾が広がります。太平洋には珍しく、鹿子居島、サビ島、ウエバ島といった小さな島々が点在しています。水床湾の朝は、青空に夜の名残が漂い、水




